南紀・熊野・神川町



2010年 6月19日 更新分


  飛鳥町の花菖蒲


先日、NHKのローカルニュースで 「熊野市飛鳥町佐渡、

国道309号線沿いで、花菖蒲が見頃を迎えています」と

紹介されていたので、行ってみました。




「行ってみました」と書きましたが。 

実は、自力では見つけられませんでした。

熊野市と一口に言っても大変広く、飛鳥町には ほとんど

馴染みがありません。 恥ずかしながら方向音痴傾向があり、

事前に地図検索などしてから出掛けたものの、案の定

すんなりとは辿り着けず。 

通りかかったCOOP配達員の方と、地元のお寺・

光福寺の方に親切に教えていただいて、なんとか到着。 

お二方に、感謝です。 




特別に整備された花菖蒲園、というわけではなく、

休耕田を活用して栽培し、どなたにでも楽しんでもらっている、

といったところのようです。 作業のためか、

観賞しやすいようにか、所々に板が敷いてあります。

尾形光琳の「八橋蒔絵硯箱」を思い出しました。

いずれアヤメかカキツバタ、もしくはハナショウブ?


  

  

   

  

 花菖蒲がこんなに多彩なものだとは知りませんでした。 

写真は、見頃で、きれいに花開いていたものたちの、一部です。 

( なお、当方のデジカメでは、全般に青みが強く出るようです。

肉眼で見ると赤紫、撮影すると青紫、という風に。)

掲示された名札は、「夕富士」「水の光」「初紅」「美吉野」

などなど。 ああなるほど、と思えるものもあり、

何故?と思うものもあり。 楽しかったです。





 ↑こちらは、「江戸錦」。 粋な姐さんが連想されて、

 気に入りました。








最大の、何故??が、こちら。 →

「熱砂の舞」って。

日本国内ではお目にかかれない情景かと。

この日にはまだ蕾、はたして

どんな花が咲くのでしょうか。

改めて見に行くか、考え中です。




(結局、行かず仕舞いでした。2010年9月付記)



                                          
  ササユリとお地蔵様


花菖蒲を見た帰り道、このあたりにはササユリが沢山咲くらしいけど

花期はまだかな、もう終わったかな、と気にしつつ走っておりました。

行きには全然目に留まりませんでしたが、おなじ309号線の

路傍に咲く1輪を発見。 停車して初めて、お地蔵様があることに

気がついて、近づいて良いものかどうかと、しばらく逡巡しました。

   





なんというか、素朴で、純朴で、

絵のような風景だな、と私には

思われました。



いろんな方が、様々な思いを

持たれることでしょう。






こちらのササユリ、肉眼では

もっと濃いピンク色でした。

熊野市の花にも指定されている

ササユリには様々な種類があり、

下も、たぶんササユリです。たぶん。

お地蔵様近くの土手で発見。

こちらは純白、花弁の形も随分違います。








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