
蓋付きの硯については、以前(このページの最後で)
若干否定的なことを述べております。
「多忙で中座することもある中で、書を楽しみたい」との
お客様のご要望で、久しぶりに共蓋硯を制作しました。
この写真では見えにくいですが、蓋に猫の足跡をつけることも
このお客様のアイディアです。
右の品をお選びいただきました。 喜んでいただけて
大変嬉しいです。
(2017年6月21日 更新)
|
 |
本体 18.5×14.0×2.4cm
蓋 12.0×8.0×2.5cm
計 1.5Kg
たまたま、こんな形の石が採れましたので
全体を桃の葉に見立てて、蓋のつまみを
桃の実のように作ってみました。
桃の節句の頃のことでした。
|
 |
18.5×13.2×3.5cm
1.58kg
当地にやってきて、初めて作った硯です。
かなり重量級。
ビギナーズ・ラックというやつでしょうか、
とても感じ良くできあがりました(と、
自分では思っています)。
もっとも、時間はかけ放題にかけましたが。
この雰囲気を残しつつ、使いやすいものを、
と思って作ったのが、「商品一覧~硯〜」
ページの「ふっくらした硯」です。
|
 |
13.0×11.5×2.7cm
680g
絵手紙をなさる方からのご注文品。
内側に筆先を整えるための突起が
あります。
磨った墨を入れて使うものです。
|
 |
詳細不明
何年も前、母の日に贈ったハート型の硯です。
いくつかある趣味に加えて、書も楽しんで欲しい
なあと、書道用品一式揃えて送ったのですが、
たぶん今日まで、一度も使われていないと思います
(いや、一度くらいは試してくれたかな?)。
当人が興味を持って、その気になってくれないと
無理ですね (と、判っていながら、そのうち
父にも送ってみようかなぁとも・・・)。
|
 |
17.5×13.2×3.0cm
1.47Kg
書の作品を個展などで発表されている方からの
ご注文品。磨った墨をほかの容器に移すための
溝が、上部にあります。
個展に伺えなくて、申し訳ありませんでした。
とても残念でした。 |
 |
最大10cm角
200〜500g程度。
ちょっと書き用、小型硯の群れ。
年賀状用に撮影した写真です。
|

京都の川原で拾った「清滝石」を硯にできないか、とお客様から
ご依頼を受けました(左が原石)。 ヒビなどがみられたため、
途中で破損などする可能性もある、とお断りをした上で制作。
きちんとお作りすることができ、お客様にお喜びいただけて
幸いでした。
|

備長炭を製造されている業者さんからのご依頼で試作した、備長炭製の硯。
備長炭は鉄よりも硬いそうなのですが、同時に脆くもあり、またヒビや穴を
避けることが大変難しく、商品化には至りませんでした。
よく磨きこむと、まるでワックスやニスをかけたようにつやつや・つるつるに
なり、ヒビなどがない部分では、墨を磨って、ためることもできました。
思いもよらなかった素材での試行錯誤、面白かったです。
|

ごく初期に、大いに手間隙をかけて制作した、蓋付き硯です。
石同士が触れ合って カチャカチャと音をたてたり、傷つけあったりすることが
あまり好きではない、また、山ほど掛かる手間をどの程度価格に反映させて
いいのかわからない、などの理由で、もうずっと作っていません。
蓋付きの硯は、乾燥やほこりを防ぐには有効かとも思われますが、乾いたり
ほこりが入ったりするほど長時間放置すると、墨液は劣化してしまいますし、
膠が固まるなどして硯にとっても良くありませんので、ご注意ください
(ご使用のたびに、水洗いをお願いいたします)。 |
☆ このページのトップに戻る ☆
☆「猫印硯工房」 トップページへ ☆
|
|
|
|